百日咳は、激しい咳のでる感染症で、季節を問わず発症します。
大人が発症した場合はそれほど重症化しないのですが、小さなお子さんにとってはとても怖い病気です。
百日咳はその激しい咳が主な症状ですが、咳はとても特徴的です。
上記のような咳、音を繰り返すことが大きな特徴です。
しかし、乳幼児の場合にはまだまだ息を吸い込む力自体が弱く、笛のような音が聞こえない場合もあります。
その時は「頻繁に咳をする」といった認識になりますが、判断が難しいので医師に診てもらうようにしましょう。
百日咳は百日咳菌の感染によって発症します。
この菌は咳やくしゃみなどによる飛沫感染をしますので、注意が必要です。
百日咳の治療は、お薬を処方することが一般的です。
主にマクロライド系の抗菌薬を服用します。
百日咳には有効な4種混合ワクチンがあります。
こちらのワクチンは5~10年ほど持続する免疫効果を与えてくれるものです。
乳幼児のころから予防接種を受けて、免疫を付けるとよいでしょう。
また、飛沫感染をする病気ですので、まわりの人からの感染を予防することも大切です。
子どもにしっかりと手洗いやうがいをさせるだけでなく、まわりの大人も気を付け、予防をしていきましょう。